「プリーズ・プリーズ・ヘルプ・ミー」A

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―――衛生スキン研究所では夜通しスキンが作られている―――


 満月の夜は強姦や自殺や交通事故が多い。でもなぜか放火は少ない。あとやっぱり殺人が多い。その他、スリ、ひったくり、強盗、強制アナルフィストファック。あと革命。フランス革命もロシア革命も平和革命もみんな満月の前日か当日かその翌日に行われている。つまり満月の夜は「ファッキン・クレイジー・フルムーン」で、オレたちはその夜の当直を忌み嫌う。この日だけはおとなしく家でビールでも飲みながら筋肉番付を見ながら耳に綿棒つっこみすぎた(イタッ!でもキモチイイッ!)と叫んでいたい。変態。でもリルリルリル。中央指令所から電話がなる。赤ランプが点滅している。つまり重大事件の合図。「ミスター・バーン?」と中央指令所のキャスリンからの声が響く。

「どうした、キャスリン? デートの誘いなら、またにしてくれ」「おあいにくさま。『へっぴり腰バーン』に用はないわ」「おいおい、日本の『カトウ・タカ』に認められたオレの腰使いを否定するなんて、頭がどうかしちまったんじゃないのかキャスリン?」「カ・タカ?」「そう、カトウ・タカ、だ。日本で一番フェイマスなポルノ・スターだ。ポップ・スターではないからね、間違いないで。で、そいつにオレは『クレダヴォ!アン・クレイジー・光速ノ腰ヅカイ!』と叫ばれたんだぜ」「リアリ? イツ・アメズィング!そんなあなたを、ぜひ試してみたいわ。そんな私は、いけない子?」「そんなことはないさ。喜んで。光栄だよキャスリン。どうだろう、今夜あたり?」「今夜はだめよ。心の準備がまだできてないわ」「オーケーわかった、じゃあ週末の金曜なんて、どうだろう? マンダリオンあたりで、光よりも速くきみを愛しちゃうってのは、どう?」「すてき!今からワクワクしちゃう!」というのは長ったらしいがすべて29歳童貞の巡査長『五十嵐竜太』の妄想で、妄想はどこまでかというとすべてで、真実は、交番の電話がなった、ということだけだった。
「えー、あ、はいはい、こちら参天交番の、五十嵐ですが」

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【プリーズ・プリーズ・ヘルプ・ミー】  2007.01.31

「欲望は翼になり、天使は涙し、惑星が恋をした」 ・・・『不能、或いは』第五章

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 三つ隣の部屋が火事になり煙のにおいがして、消化車と梯子車と救急車が出動して住人がみな逃げてしまった後でも、僕はかまわずにウォン・カーウァイ三部作を見ていた。煙いなぁと思いながらヘッドホンをして大音量で。ナイロンの燃えるような臭いがしたが、裏の空き地で誰かが焚き火でもしているのだろうぐらいにしか考えていなかった。欲望は翼になり、天使は涙し、惑星が恋をした後で、僕は深いため息をついて部屋から外へ出た。寮の廊下は既に夕暮れだった。壁や床や床に置かれたソファーや、そういった目に入るものすべてが夕陽に染まりオレンジ色に光っていた。誰もいなくて寂しいはずの空間なのに、なんだか懐かしさを感じ、僕はしばらくそこに立ったままぼんやりと初めてセックスをした女の子のことを思い返していた。

 最終特攻まで残りあと三日だった。


【不能、或いは】  2007.01.30

28日付 バームクーヘン田中・自慰大臣の提言

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{「ニート」なんてかわいい名前をつけるから増殖するのでありまして、すなわち、「ニート」ではなく、『チンカス』とか『びちびちコウン』等にすればみんな恥ずかしくてすぐに働きだすと思われます「おれ恥ずかしいんだけど…いま『びちびちコウン』なんだよね…」とは、人前では言いにくいのではないでしょうか。えー、これを拡大解釈いたしましてですね、「援助交際」→『くっさいマ○カス』、「いじめっ子」→『ギョウ虫』等々にすれば万事解決、現代日本を覆っている社会問題の9割は解決するのであります「僕は小学生のときギョウ虫で、いまはびちびちコウンで、彼女はくっさいマ○カスです」なんて人前で}→却下。

1977-2977  2007.01.29

『AV女優 2 おんなのこ』永沢光雄(文春文庫)

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4167493039AV女優 (2) (文春文庫)
永沢 光雄
文芸春秋 2002-07

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『水奈りか』
 …
 或る日、少女が男に言った。
「手と口の他にしてあげられることはないの?」
 暗にセックスをほのめかしたのである。少女は自分でも気持ちよくなりたかった。
「それじゃ、お尻の穴にオチンチンを入れていいかい?」
 えっ、と少女が驚いた。男が言った。
「君の気持ちはわかるけど、前の方は、君が将来に出会う大切な人のためにとっときなさい」
 そして処女の肛門に大人のペニスが入ってきた。少し痛かったが、少女はすぐに今まで知らなかった快感を覚えた。それから少女は男と会う度にアナルセックスを重ねた。
 …

『真純まこ』
 …
 入学式の翌日、真純まこは理科の教師に抱かれた。そして次から次へと教師から教師へと紹介され、次から次と教師たちとセックスをした。気がつくと、校長を除く全ての男性教師に、十三歳の生徒は抱かれていた。
 …


***

一言:「絶句」

小説ではなくてAV女優のインタビュー集なんですが、実話かどうかなんてこの際もうどうでもよくて、書かれている内容が圧倒的過ぎてもう言葉もありません。

↑「水奈りか」なんて小学○年生で売春でアナルセックスですよ?

↑「真純まこ」なんて学校中の教師と男子生徒とやりまくってもエクスタシーが感じられないと煩悶としていたらそこに○○があらわれて…衝撃のラスト!ですよ?

あらゆる性欲と犯罪と美少女が出てきてもうこれ一冊でお腹いっぱいで他にはもう何もいらなくなります。「水奈りか」1人の話でもヘビーなのにこれが36人分。誰食了也?(誰がこれを食べ切れるであろうか?いや誰も食べきれない!)


えー、真面目な話、これが小説だったとしても圧倒的な破壊力と感動をもっているので死ぬ前にぜひ読んでください。純粋培養じゃない本物の言葉がここにはあります。


読むタイミング:「本当の人生の話が知りたいとき」「過去のトラウマに縛られすぎて身動きが取れないとき」

ちなみに、表紙の女の子があの有名な「森下くるみ」さんです。
Book  2007.01.28

「東京でノタレ死にてぇ」→「セックス・セックス・ガンガンガン」→「風俗嬢のひもは如何にして世界を・愛する・ようになったか?」→「[world]-[wild]-[love]」→

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こんばんは桜井です。
元スカウトマンでもアウフヘーベンでもなくて「ふつう」の桜井です。
ブログ名を変更します。またです。


「東京でノタレ死にてぇ」
 →本当に死にそうになって今でも朝晩薬を投与(Take two doses a day)してるので冗談にならん→却下

「セックス・セックス・ガンガンガン」
 →セックスしすぎ→却下

「風俗嬢のひもは如何にして世界を・愛する・ようになったか?」
 →長すぎ→却下

「[World]-[Wild]-[Love]」
 →某服屋と酷似してるがうちのは真ん中が「ワイルド」→承認
 →これくらい意味があるようで無意味な記号がいい→承認
 →世界の・野蛮な・愛→承認


えーたぶん、桜井は基本的に「びりーみりがん」なので、
またころころと思い余って変更しますが、
削除よりはこのまま残していくほうがいいと思うのでこんな感じで
末永くやっていけたらなと思います。
いちおう、「無職童貞29歳独身」ということになっています。変態ですね。
でも「じゃがいも」は本当に好きです。




え、田中くん?
田中くんはそこでキャベツの千切りをもしゃもしゃ食べながら
ゆずドレッシングねーのかよと叫んでいます。変態ですね。

1977-2977  2007.01.27

「指先の月」 一枚目

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中国雲南省からair-express便で白い封筒が届いた。
封筒の中には『笹の葉』が入っていた。
『笹の葉』は全部で5枚あった。
『笹の葉』は左上を二箇所ホッチキスでとめられていた。
『笹の葉』の表面にはなにか模様のようなものが描かれていた。
しかしよく見ると模様ではなくて小さな文字の集まりだった。
文字は日本語だった。
日本語は「星になった白パンダより」で始まり「僕はあれ以来、彼女には会っていない」で終わっていた。

***



                星になった白パンダより


 女の子との出会いは億数回、星の数だけあると思っていた。かわいい子がいたら声をかけて、10人に1人は連絡先が聞けて、5人に1人は飲みに行けて、3人に1人は酔ったあと家によんで、そして、朝までいっしょに眠った。寂しいからなのかただの性欲からなのか、いつも誰かにそばにいてほしいと願っていた。毎晩電話しメールし、じゃまたねを繰り返す。
 でも、別れてしまう。
 小さなことが合わなくて、不満になって、現実と理想の乖離に腹を立てて、それを「運命の人ではなかった」と済まして生きる。


    『指先の月』


 その日、東京に三年ぶりの雪が降った。
 シネマライズから外に出ると、街は既に夕暮れだった。黒い空から白い雪がはらはらと途切れなく落ちてくる。店の照明できらきら輝いている。
 僕はパルコの前で温かいカフェオレを飲みながら、目の前を通り過ぎる人々を眺めていた。人は普段よりも少なかった。雪はやみそうになかった。

 何人が通り過ぎた後だったのだろう?
 まだ降りつづける雪の中を、ふわりふわりと軽い足取りで彼女がこっちに向かって歩いてくるのがみえた。「あっ」と思うよりも先に心臓が速くダダダッとなり、血液がすごい勢いで体中をかけまわった。
 彼女は綺麗すぎた。
 言葉にすればひどく単純で恥ずかしいが、今まで声をかけたどんな女の子よりも、彼女は完璧に綺麗だった。
 僕は生まれて初めて神様に感謝した。今まで死なずに生きてこれたことにも感謝した。彼女が近づいてくる。僕はここで声をかけなかったら一生後悔するだろうと心底思った。
「あの、すみません…、これ、ナンパとかじゃないんですけど…、あの、いっしょにお茶しませんか!?」
 彼女の顔が笑った。「なにそれ、めちゃめちゃナンパじゃない」
「いや、これは、ナンパじゃなくて、ただ君とお茶がしたいだけなのっ!」
 顔や体、というよりも彼女の存在自体が、とても綺麗だった。





第02話「指先の月」  2007.01.26

愛読書より

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立ち上がった人類は、
難産と育児をひきかえに、
巨大な脳の持主になっていた。

すべての歴史は
この大きくなりすぎた情報処理能力に富んだ脳に
はじまった。


1977-2977  2007.01.17

「雪国2(てきとうな英語)」

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こんばんは、桜井です。
元スカウトマン桜井ではなくて、アウフヘーベンの方の桜井です。

えーっと、
明日は早起きして小説「雪国」の舞台になった雪国に
行ってみようと思います。

行って来たら僕も「雪国2」を書きます、2と書いて
「リターンズ」「ドス」「セカンド」等々ルビふります。

ではではおやすみなさい。
よい夢を。
1977-2977  2007.01.15

ぞうさん

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いろいろ見てやっぱりぞうさんにしてみました。
ぞうさんのつぶらな目は切ないのですが
切なさにも面と向かって対処するべきなのかもしれませんね。
そろそろそんなお年頃なのかもしれません。
1977-2977  2007.01.13

アウフヘーベン桜井の独白

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「僕はむかしゲイでした」とその男は語り始めた。「じゃなくて、ある一人の女の子にものすごく恋をしていました。季節は秋の終わりの冬の初めで、春で、夏で、また秋の終わりに耐えられなくなって僕は旅に出ました。長い長い旅でした。長い長い旅のあと、世界はすっかり変わっていました。何もかもが変わり果てていました。僕も。僕自身でさえも。女の子は生きてはいましたが、もはやあの女の子ではありませんでした」「七年前」「七年前ですよ?考えられますか、あれからこんなにも時間が経ってしまったなんて」「『十年は老人にとっては一瞬だが若者にとっては永遠である』と偉い人が言っていましたが、ええ、そんな感じですよ」「彼女は、恋というよりももはや僕の体のある重要な一つのパーツでした」


「僕はむかし、レズビアンでした」とその男は語り始めた。「じゃなくて、ゲイでもなくて、僕はむかし三人の女の子にものすごく恋をしていました。そのうち二人は既に他人と結婚し、最後の一人は近くてとても遠い場所にいます。手を伸ばしても『決して』届かない距離です。『決して』や『絶対』という言葉の存在を僕は否定して生きてきたのですがやっぱりこの世には『決して』や『絶対』という言葉が存在するのです」「彼女のことは今でも好きなのかと聞かれたら僕はyesともnoとも答えられません、これはその種の二律背反的な枠の中に収められないことなのです」「好きでした、好きです、どちらも嘘です」


「僕はむかし恋をしていました」「その相手はもうどこにもいません」


1977-2977  2007.01.13

祝2007年!

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あけましておめでとうございます。
近日中にまた更新します!よろしく!


          アサオ・ユキオ
1977-2977  2007.01.11

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桜井白パンダ

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