「こんばんは、映画といえばやっとこさあたし、エリザベス・テーラーです。さて今夜のゲストは、自称・自主映画監督の、桜井太郎さんです! 撮影現場から中継がつながっています。さくらいさーん?」
「オイ、そこ、山じゃまなんだよ山、削っとけ! あと、川、足りねぇな、川、多摩川からずーっと引っぱってこい! どーんっと。じゃー、次、ビル爆破! ビル爆破っ! え、なに? ビル、用意できない? 予算的に、ヘリも飛ばせない? てめーコラ助監何年やってんだよオラッ!」「た、太郎さーん?」「ここがクライマックスじゃねーのか!? 49階建てのビルの崩壊に、健治の『筆おろし』の愛惜をすべて込めんだよッ! 初・射精の勢いをだな、こうばーんって500キロトンのTNT火薬を」
「はい、えー、音声が繋がっていないみたいですね? では、太郎さんをこのまま放っておくと、たぶんあと15分ぐらいカタカタとキーボードを打ち続けると思うので、まずは、VTRから、どうぞ!」
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『リリイ・シュシュのすべて』は禁忌の映画だ。見ちゃいけない。『打ち上げ花火』が真正「正」の映画だとしたら、『リリイ』は真正「負」の映画だから。見たら最後、精神崩壊。こんなものをリアルタイムに渋谷のシネマライズで見た俺は、発狂。一ヶ月間ずっと壁に頭をぶちつづけていた。
とりあえず岩井俊二監督について僕が知っているすべてのこと。
岩井監督は『ifもしも〜打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?』という長ったらしい何が何だかよくわからないTVドラマで、日本映画監督協会新人賞を受賞している。映画ではない「TVドラマ」で「日本映画新人賞」をとっている、というところに、この監督の『常軌を逸したすごさ』が垣間見れると思う。ビデオで撮ってもフィルム的な美しさ、つまり「映像的」な監督さんなのだ!
この「映像的」ってのは当時(90年代末)さかんにマスコミが使ってて、『映画監督が映像的じゃなくて、じゃあ何的なの?』と岩井さんもしきりに小首をかしげてらっして、返す言葉もございません!(と謝れマスコミ!)。映画はストーリーを垂れ流すだけの玩具じゃないんだ! って、なーにを俺は偉そうだな。。。でも今回の俺は自主制作歴12年の桜井太郎だ! 偉そうにいく! 文句があるやつはPFFでスカラシップとってからにしろ!(もちろん俺もとってない!)
「あたし、岩井俊二ってぇ、なにも見たことないんですけど、なんかみんな、映像がきれいだって言うんですけどぉ、なに見たらいいですかぁ?」(埼玉18歳・専門学校生)
浅野忠信とCharaがスキなら『PiCNiC』、豊川悦司と山口智子がスキなら『undo』、松たか子がスキなら『四月物語』、上記の名前に「ぴんっ!」とこない現代っ子は鈴木杏と蒼井優が出てる『花とアリス』を見とけ! どれも60分前後の短い作品だ! ちなみに俺は『花とアリス』だけはまだ見てない! けど巷の噂だと素晴らしいんで絶対見とけっ!
ちなみに岩井俊二監督の映画は下記で全部らしいです。(ウィキペディアより)
打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか? (1994年、脚本・監督)
PiCNiC (1994年、脚本・監督)
undo (1994年、脚本・監督)
Love Letter (1995年、脚本・監督)
スワロウテイル (1996年、脚本・監督)
ACRI (1996年、原作・脚本)
四月物語 (1998年、脚本・監督・音楽(CLASSIC名義))
リリイ・シュシュのすべて (2001年、脚本・監督)
Jam Films 「ARITA」(2002年、脚本・監督・音楽)
花とアリス (2004年、脚本・監督・音楽)
市川崑物語(2006年、脚本・監督・編集)
あれ?『フライドドラゴンフィッシュ』は入ってないけど、あれって映画じゃなかったんだ? あの浅野忠信さんもカッコ良かったんだけど、まあいいや。上記にはビデオ作品は入ってないので、たぶんフライ〜もビデオなんでしょう。(ちなみに『打ち上げ花火〜』もビデオだったんだけど、フィルムに撮って再上映してるみたいです。テレシネ?だっけ、こういうの、よく分かりませんが)
という、この調子でやってたら、ものすごい長い記事になるので、順番に見てこうか。次 ⇒ 『打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?』